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エボラ出血熱で隔離されていた日本人男性ではなく日系人、感染者では無いと判明! [事件なニュース]

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10月27日午後に羽田に到着し、エボラ出血熱の疑いで隔離されていた日系カナダ人男性ジャーナリストが、感染者では無いと10月28日に検査結果について厚生労働省が発表しました。

ebora_photo.png
↑エボラウイルスの顕微鏡写真
※出展http://www.jiji.com/jc/d4?d=d4_sce&p=mcw612-jlp00964814 

男性ジャーナリストは8月18~10月18日に取材のためリベリアに滞在し、ベルギー、イギリスなどを経由して日本に入国していました。。
エボラ出血熱の潜伏期間が2~21日とされていますので、感染から間もないとウイルスが検出されない場合もあるので、念のため搬送先の病院で3日程度経過観察を続けるとのことです。

男性は27日午後の羽田空港に到着した際、エボラ出血熱の感染国にいたことを自己申告し検温、37.8度の発熱があったため、感染の疑いありとのことで、国立国際医療研究センター病院(新宿区)に搬送されていました。

結果的にエボラ出血熱のウイルスは検出されませんでしたが、今回は男性がしっかり自己申告をしてくれたので、早期に検査実施、隔離などの処置が出来ましたが・・・
第三国経由で入国したら、分かりませんよね。
申告忘れもあるでしょうし、風評被害を気にして、申告されない方もいるかもしれません。

仕事でどうしても感染国に行かないといけないビジネスマンもいらっしゃるでしょうし、感染国にいって感染してしまった人の国に行くこともあるでしょう。
水際での阻止は不可能といっても良いかと思います。

国は水際対策として、下記を実施しているとのことです。

・各検疫所では8月以降、流行国からの乗り継ぎ便に注意して、サーモグラフィーで入国者の体温を測定を実施。
・ギニア、リベリア、シエラレオネ、コンゴに滞在していた場合には申告するよう呼び掛け。
・38度以上の発熱などの症状があり、潜伏期間の21日以内に患者の体液などへの接触歴があれば、検疫法に基づき隔離措置が可能。
・接触歴がなくても、コンゴを除く3カ国の滞在者には21日間、体温や健康状態を毎日2回報告するよう義務付け。
・さらに10月24日からは、法務省入国管理局と協力し、入国審査の際に全員の滞在歴を確認。9カ国語のボードを提示し、3カ国の滞在者には検疫所に申告したかどうかを尋ねて対策を強化。

しかし、入国者は全国の空港で年約2800万人に上り、全員の滞在歴を細かくチェックするのは実質不可能です。自覚症状がない感染者は、検疫で時間が取られるのを嫌がり、入国審査で虚偽の回答をする可能性もあります。
塩崎恭久厚労相は会見で、「国内に入り込むのを防止するのが第一。できる限り対策を講じ、リスクを減らしたい」と強調していましたが・・・難しいでしょう。
しかし、やらないわけににはいかないので、国としてはそう答えるしかありません。

問題は国内で感染が確認された際の受け入れ先でしょう。
受け入れ出来る設備を持つ病院が少なすぎることと、設備をもっていても、周辺住民への配慮や反対から、受け入れが出来ないなどの問題があり、後手の対策になりそうな感じがします。

医療関係者も実際にエボラ患者の治療を行った人など、ほとんどいないでしょう。

情報が錯綜して、パニックになる可能性もあります。
医療品関連の株価は急上昇し、観光・サービス関連の株価は急下降しそうですね。

日用品や食料品の買いだめ騒ぎが起きそうな・・・


~エボラ出血熱とは?~
エボラ出血熱は、ザイールのエボラ川地域で発症が確認された急性ウィルス性の感染症です。 高熱など症状が激しく、致死率が高い出血熱で、その感染力と致死率の高さからバイオセーフティレベルの最高レベルである4に指定されています。 致死率は50~80%程度といわれ、非常に怖い病気です。

~エボラ出血熱 症状~
症状としては、感染後2~20日程の潜伏期の後、
突然の発熱
頭痛
倦怠感
筋肉痛
咽頭痛

…などの風邪のような症状に次いで、
嘔吐
下痢
胸痛
出血(吐血、下血)

…などの症状が現れます。
約7日間の潜伏期間を経たのち、発熱や頭痛、悪寒、筋肉痛や関節痛などの初期症状から、嘔吐や下痢、胃の痛みに発展します。 その感染力や症状の重さは深刻であり、その後症状が進むと、口や耳、鼻や直腸など、全身のあらゆる場所から出血、吐血、下血が見られます。 致死率が高いのも特徴であり、命を取り留めたとしても、重い後遺症を患う場合があります。

~エボラ出血熱 感染経路~
空気感染はしません。
症状のない患者からは感染しない

感染の原因
・エボラウイルスに感染し症状が出ている患者の体液等(血液、嘔吐物、排泄物、唾液、汗等)に触れる
・エボラウイルスに感染した動物に触れる
ボラウィルスに感染している患者の血液や体液、唾液や排泄物などに直接触れることにより、感染します。

~エボラ出血熱 予防法~
感染者の吐しゃ物や体液にさわらないこと

・エボラ出血熱が流行している地域(アフリカのリベリア、シェラレオネ、ギニアなど)に立ち入らないこと
・エボラ出血熱に感染し症状が出ている患者の体液や、患者の体液等で汚染された物質に素手で触れるなどで、ウィルスが傷口や粘膜から侵入するのを防ぐこと

~エボラ出血熱 治療法~
・ワクチンはありません。
・試用研究段階のものはありますが、認可はされていません。

つまり、現段階では、掛かったら後は身体の抵抗力だけです。

とにかく感染しないことが重要です。





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